迷ったときの決め方。二択で決められないときの3つの手順
迷ったときは、何で迷っているかを書き出す、取り返しがつくかで分ける、決める期限を先に決める、の3つの手順で進めると決めやすくなります。二択で長く迷うのは、どちらの選択肢にも捨てがたい良さがあるからです。必要なのは正解を探すことではなく、迷いの中身を分けて、決められる形にすることです。この記事では、その3つの手順と、占いを決め方に使うときの注意点を書きます。
迷うのは、どちらにも良さがあるから
二択で長く迷うのは、判断力が足りないからではなく、どちらを選んでも何かを手放すことになるからです。
一方が明らかによければ、迷いにくくなります。迷っているということは、どちらの選択肢にも、選ぶ理由と、選ばない理由の両方があるということです。転職するかいまの会社に残るかで迷うのは、新しい環境への期待と、いまの職場で築いた関係や安定の両方に価値を感じているからです。
つまり、迷いが長引いているときに探すべきなのは「正しいほう」ではありません。自分が何を手放したくないのか、何をいちばん大事にしたいのかです。
迷ったときの決め方、3つの手順
迷ったときは、何で迷っているかを書き出す、取り返しがつくかで分ける、期限を決める、の順番で進めると決めやすくなります。
1. 何で迷っているのかを書き出す
迷ったら、それぞれの選択肢について、選びたい理由と選びたくない理由を紙に書き出します。
頭の中だけで比べていると、同じ理由を何度も行ったり来たりします。書き出すと、迷いの中身が並んで見えるようになります。そのとき、理由の数ではなく、それぞれの理由の重さを見てください。選ぶ理由が5つあっても、選ばない理由の1つが「どうしても嫌なこと」なら、そちらのほうが重いことがあります。
書き出していると、ある理由だけ、ほかより長い文章になっていることがあります。長く書いた理由は、自分にとって大きな意味を持っていることが多いので、そこから見直してみてください。
2. 取り返しがつくかどうかで分ける
あとからやり直せる選択は一度選んで様子を見て、やり直しが難しい選択にだけ時間をかけます。
習い事を始めるか、どちらのジムに通うかといった選択は、やってみてから変えることができます。こうした選択は、深く考えるより一度選んでみるほうが早く答えが出ます。
転職のように、やり直せなくはないけれど手間や費用が大きい選択は、その中間です。戻るときに何がかかるのかを具体的に書き出してみると、思っていたより重くないのか、やはり重いのかがはっきりします。迷っているものの多くが、実はやり直しのきく選択だとわかるだけで、迷いはずいぶん軽くなります。
3. 決める期限を先に決める
決める日を先に決めておくと、迷いが同じところで回り続けるのを防げます。
期限がないと、新しい情報を集めるたびに迷い直すことになります。「今週の金曜日の夜に決める」と決めたら、それまでは情報を集め、金曜日には集まった情報で決めます。完全な情報がそろう日は来ないので、どこかで区切りをつける必要があります。考えが同じところを回って止まらないときは、「ぐるぐる思考の止め方。同じことを考え続けるときの5つの手順」も参考にしてください。
人生の大きな選択で迷うとき
仕事や住む場所、人との関係といった大きな選択ほど、一人で決めようとせず、時間と人の手を借りるほうが決めやすくなります。
大きな選択では、迷っている期間そのものが長くなりがちです。その間に、信頼できる人に、選択肢と自分が書き出した理由を話してみてください。話しているうちに、自分がどちらの話をするときに声が明るくなるかに、自分で気づくことがあります。
また、少し先の自分から、いまの選択を眺めてみるのも一つの方法です。1年後、10年後の自分は、それぞれこの選択をどう振り返っているかを想像してみます。目の前の不安より、長い目で見て何を大事にしたいかが見えやすくなります。
仕事の向き不向きで迷っているときは、「『この仕事、向いてないかも』と思ったときに確かめること」で、迷いの中身を切り分ける手順を詳しく書いています。
迷ったとき、占いで決めてもいい?
迷ったときに占いで決めたくなる気持ちは自然なものですが、占いの結果に決めてもらうのではなく、結果を見たときの自分の反応を確かめる道具として使うのがおすすめです。
タロットカードを引いて、出た結果を見た瞬間に、ほっとしたか、がっかりしたかを確かめてください。その反応が、自分が選びたい答えに気づく手がかりになります。結果が気に入らないからと何度も引き直したくなったら、それも答えの一つです。占いに判断を預けすぎてしまうときに何が起きているかは、「占いに頼りすぎてしまうとき、何が起きているのか」にまとめています。
ひそひそタロットも、決めてもらうためではなく、自分がどう感じているかに気づくための道具としてカードを使っています。迷いを書くとAIがカードを読み解くので、返ってきた読みに自分がどう反応するかを確かめてみてください。
よくある質問
- 理由を書き出しても、どちらも同じくらいに見えるときはどうすればいいですか?
- 理由の重さが同じに見えるなら、どちらを選んでも大きな差はない、という答えでもあります。その場合は決める日を先に決めて、あとからやり直しやすいほうを選んでください。選んだあとに感じた「よかった」「やっぱり違った」という反応が、次に迷ったときの手がかりになります。
- いつも迷ってばかりで決められません。優柔不断を直す方法はありますか?
- 小さな決定を素早く決める練習から始めるのがおすすめです。昼食のメニューや帰り道のルートのように、どちらを選んでも困らないことを、10秒以内に決めるようにします。決めることに慣れると、大きな選択でも「決める」という行動そのものへの抵抗が小さくなります。選択肢が3つ以上あるときは、先に2つまで絞ると比べやすくなります。
- 迷ったときは、直感と理屈のどちらを信じればいいですか?
- どちらか一方ではなく、理屈で書き出した理由と、直感で感じた反応が一致しているかを確かめてください。一致していればそのまま選んでかまいません。ずれているときは、直感が理屈では説明できない何かを拾っていることもあるので、その違和感の理由を書き出してみると、決めるための材料が増えます。
- 決めたあとに後悔しそうで怖いです。
- どちらを選んでも、選ばなかったほうを思い浮かべる瞬間はあります。それは選び方が間違っていた証拠ではありません。後悔を小さくするには、なぜその選択をしたのかを、決めたときに一行書き残しておくのがおすすめです。あとで迷いが戻ってきたとき、決めた日の自分の理由を読み返せます。