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自分の気持ちがわからないとき、何から確かめればいいのか

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自分の気持ちがわからないのは、感情がない状態ではなく、感情に名前がついていない状態です。人は、言葉になったものを手がかりにして、自分の気持ちを扱っています。この記事では、名前がつかなくなるときに何が起きているのかを3つに分けたうえで、頭で考えるのをいったんやめて、体の反応や選択肢から自分の気持ちを辿る手順を書きます。

わからないのは、感情がないからではない

気持ちがわからないという状態は、たいてい「感情はあるが、それを指す言葉が出てこない」状態です。

困っているということは、何かは動いているのに、それが何なのかを自分で説明できないということです。胸のあたりが重い、相手の名前を見ると身構える、その予定だけ気が進まない。感覚としては届いているのに、嬉しいのか嫌なのか腹が立っているのかの判別がついていない。

言葉になって初めて、自分の気持ちとして扱えるようになります。だから「わからない」は、感情の不在ではなく、言葉がまだ追いついていないだけであることが多いのです。

ただし、何を見ても何も感じない、興味が湧かない状態が2週間以上続いている場合は、気持ちを探るより先に、医療機関や公的な相談窓口を頼ってください。

名前がつかなくなる、3つのパターン

自分の気持ちがわからなくなるときのパターンは、感情が複数あって打ち消し合っている・感じないようにする癖がついている・相手の感情を先に読んでいる、の3つに分かれます。どれに当てはまるかで対処が変わります。

1. 感情が複数あって、打ち消し合っている

嬉しいけれど悔しい、ほっとしたけれど寂しい。相反する感情が同時にあると、人は「どちらでもない」と処理してしまいます。実際には両方あるのに、一つに決めようとするから空白になる。このパターンがいちばん多く、そして一つに決める必要がないと気づくだけで解けます。

2. 感じないようにする癖がついている

長いあいだ、感じても仕方がない環境にいた場合です。その場で怒っても状況が変わらない、しんどいと言えば相手が困る。そういう場所では、感じないでおくほうが生活しやすくなります。必要があって身につけた対処なので、すぐには外れません。

3. 自分の感情より、相手の感情を先に読んでいる

人の機嫌を察するのが速い人ほど起きます。場の空気を先に処理してしまうため、自分の感情が後回しになり、そのまま流れていく。気持ちがわからないのではなく、自分の番が来ていない状態です。

本音が言えない状態との関係は、「本音が言えないとき、心の中で起きていること」に書きました。言えないのが続くと、やがて自分でもわからなくなっていきます。

頭で考えず、体の反応から辿る

気持ちに名前をつけるときは、「どう思うか」ではなく「体がどうなったか」から入るほうが速いです。

「自分はどう思っているんだろう」と考えると、人はどうしても正しい答えを探します。そうすべき、こう思うのが普通だ、という考えが先に出てきて、実際の感情が埋もれます。

そこで、次のように問いを変えてみてください。

体は考えるより先に反応します。こわばったなら警戒、ゆるんだなら安心という具合に、そこから言葉を当てていくほうが、頭で探すより実態に近いものが出てきます。

書き出しの手順そのものは、「気持ちの整理がつかないときに、書き出して整理する方法」に詳しく書いています。

選択肢を並べると、気持ちが姿を出す

自分の気持ちは単独では取り出しにくく、選択肢を二つ三つ並べて比べたときにはっきりします。

気持ちがわからないまま考え続けても答えは出にくいので、具体的な選択肢を紙に並べてみてください。「このまま続ける」「距離を置く」「はっきり言う」。そして、それぞれについてやると決めた場面を想像したときに、体がどう反応したかを見ます。

想像しただけで気が重くなるもの、少し楽になるもの、何も感じないもの。その差が、いまの自分の気持ちです。正解を選ぶ作業ではなく、自分の反応を観察する作業だと考えてください。

この方法が効くのは、人が「自分の気持ち」を単独では取り出せないからです。比べる対象があって初めて、どちらに傾いているかがわかります。

それでも出てこないときは、外から問いをもらう

自分の気持ちを一人で探し続けると、いつも同じ角度からしか自分を見られないため、外から問いをもらうほうが輪郭は出やすくなります。

考えても出てこないときは、たいてい問いが足りていません。人に聞いてもらうと気持ちが整理されるのは、相手が自分では思いつかない角度から質問してくれるからです。ただ、その相手がいつもいるとは限りませんし、内容によっては人に聞かれること自体が負担になります。

ひそひそタロットは、引いたカードを問いの形に変えて返します。当てるためではなく、自分では向けない角度から自分を見るための道具としてカードを使っています。無料リーディングは登録不要で、大アルカナ22枚から3枚引く形で試せます。自分でカードを引いて読むときの手順は「ワンオラクル(1枚引き)とは。やり方と読み方」にまとめました。

サービスの使い方はよくあるご質問をご覧ください。

よくある質問

自分の気持ちがわからないのは、おかしいことですか?
珍しいことではありません。多くの場合は感情がないのではなく、感情に名前がついていない状態です。相反する感情が同時にあって打ち消し合っている、感じないようにする癖がついている、相手の感情を先に読んでしまっている、のいずれかであることが多く、順番に確かめていけば輪郭は出てきます。
気持ちを言葉にするには、どうすればいいですか?
「どう思うか」ではなく「体がどうなったか」から入ってください。その人の名前を見たときにこわばったか、ゆるんだか。その予定を思い出したときに息が浅くなったか。体は考えるより先に反応するので、そこから言葉を当てていくほうが、頭で探すより実際の気持ちに近いものが出てきます。
考えても答えが出ないときは、どうすればいいですか?
考え続けるより、具体的な選択肢を2つか3つ紙に並べてください。それぞれを実行すると決めた場面を想像し、そのとき気が重くなるか、少し楽になるかを見ます。感情は単独では取り出しにくく、比べる対象があって初めてどちらに傾いているかがわかります。
何を見ても何も感じない状態が続いています。
何も感じない、興味が湧かないという状態が2週間以上続いている場合は、気持ちを探るより先に、医療機関や公的な相談窓口を頼ってください。自己理解の道具で扱う段階ではなく、人の助けが必要な段階です。

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