気持ちの整理がつかないときに、書き出して整理する方法
気持ちの整理がつかないのは、頭の中で同じ考えが繰り返し再生されて量が多く見えるからで、紙に書き出すと量が確定して輪郭が出てきます。
気持ちの整理とは、頭の中に散らばっているものを言葉に変えて、量を確定させることです。
気持ちの整理がつかないとき、実際に困っているのは「考えがまとまらない」ことではなく、「同じところを何周もしている」ことのほうです。
頭の中では、同じ考えが繰り返し再生されます。1つの心配が10回再生されると、10個の心配があるように感じます。だから、実際より量が多く見えます。
紙に書き出すと、何が変わるのか
書き出すことの効果は、考えが整理されることではなく、量が確定することです。
頭の中にあるうちは、悩みに輪郭がありません。書き出してみると「思っていたより少なかった」「本当に嫌なのはこの1点だけだった」とわかることがあります。10個あると思っていたものが、実は同じ心配の言い換えだったと気づく場面もよくあります。
逆に、書いてみて量が多かった場合も収穫です。多いとわかれば、全部を一度に片づけようとしなくなります。
書き出す手順
うまく書こうとしないことが、いちばん大事な決まりです。順番も文法も無視して、浮かんだ言葉をそのまま置いていくほうが本音に近いものが出ます。
1. 「何があったか」ではなく「何を感じたか」から書く
出来事から書き始めると、説明文になって手が止まります。「もやもやする」「腹が立った」「こわい」と、いま感じていることから書いてください。
2. 文章にしなくていい
単語だけで構いません。人に見せない前提なので、読み返して意味が通る必要もありません。書きながら泣いてしまうこともありますが、それも外に出ている過程です。
3. 「どうしてほしかったのか」まで書き足す
「どうしてほしかったのか」まで書き足すと、頭の中がぐるぐるするのが止まります。「疲れた」で止めると、何度書いても同じ場所に戻るからです。「何に疲れたのか」「本当はどうしてほしかったのか」まで書くと、輪郭が出てきます。
たとえば「上司にイライラする」で止めず、「本当は、間に合わないと最初に言ってほしかった」まで書く。ここまで来ると、次に何を伝えればいいかが見えてきます。
ノートを書くときに、よくある詰まり
書き出しの手が止まるのは、書き方が下手だからではなく、たいてい書く前の身構えが原因です。よくある詰まりは次の3つです。
- きれいに書こうとしている。誰にも見せないので、崩れたままでいい
- 解決策から書こうとしている。感情を出しきったあとに考えるほうが整理しやすい
- 「こんなことで悩むのは」と自分に注釈を入れている。判定は後回しでいい
一人で書くと、同じところをぐるぐるすることがある
白紙は何も聞き返してくれません。だから、自分が最初に考えたことの周りだけを回って終わることがあります。
そういうときは、書いた言葉に対して外から一つ問いが返ってくると、先へ進みます。ひそひそタロットの無料リーディングは、その問い返す役をカードとAIに担わせたものです。当てるためのものではなく、ノートの続きを引き出すための道具だと思ってください。出たカードに「それは違う」と感じたなら、その反発も手がかりになります。
それでも整理がつかないとき
眠れない、食べられない、気持ちが落ち込んだままといったことが続いているときは、書き出すことで扱える範囲を超えています。
厚生労働省の「まもろうよ こころ」に、電話やSNSで相談できる窓口がまとめられています。匿名で使えるものが多くあります。
よくある質問
- 気持ちの整理がつかないのは、どうしてですか?
- 頭の中では同じ考えが繰り返し再生されるため、実際より量が多く見えるからです。1つの心配が10回再生されると、10個の心配があるように感じます。困っているのは考えがまとまらないことではなく、同じところを何周もしていることのほうです。
- 気持ちを書き出すのは、どのくらいの時間やればいいですか?
- 5分で十分です。書く時間の長さよりも、頭の中にあるものをいったん外に出すこと自体に意味があります。書いたものは読み返さなくても、捨ててしまっても構いません。
- ノートに何から書けばいいかわかりません。
- 出来事から書き始めると説明文になって手が止まります。「もやもやする」「腹が立った」のように、いま感じていることから書いてください。単語だけで構いません。人に見せない前提なので、読み返して意味が通る必要もありません。
- 書いても同じところをぐるぐるしてしまいます。
- 「疲れた」で止めているのが原因であることが多くあります。「何に疲れたのか」「本当はどうしてほしかったのか」まで書き足すと輪郭が出てきます。それでも同じ場所を回るときは、白紙が何も聞き返してくれないためなので、外から問いかけてくれるものを間に挟むと動くことがあります。