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タロットの逆位置とは?意味一覧と、逆位置ばかり出る理由
タロットの逆位置とは、カードの絵が自分から見て上下逆さまに出た状態のことです。逆位置は「悪い意味」と受け取られがちですが、カードの力が弱まっている、または外ではなく自分の内側に向かっている状態として読むと、怖がらずに扱えます。逆位置ばかり出るときは、多くの場合、カードの向きが十分に混ざっていないか、引く枚数が少なくて偏っただけです。この記事では、逆位置の読み方の基本と、逆位置ばかり出る理由、逆位置を読まないという選択、大アルカナ22枚の正位置と逆位置の意味一覧を紹介します。
タロットの逆位置とは?絵が上下逆さまに出た状態のこと
タロットの逆位置は、引いたカードの絵が、自分から見て上下逆さまになっている状態を指します。絵が正しい向きで出た状態は、正位置と呼びます。
逆位置に正位置とは別の意味を持たせる読み方は、古くからあります。1910年ごろに出版され、いまも多くの解説の元になっているウェイト版タロットの解説書でも、78枚それぞれに正位置と逆位置の意味が書かれています。一方で、逆位置を使わずに正位置だけで読む人も少なくありません。どちらが正しいという決まりはありません。
一枚引きで、正位置ならイエス、逆位置ならノーと判定する使い方もあります。やり方は「ワンオラクル(タロット一枚引き)とは。やり方と読み方」で書いています。
逆位置は「悪い意味」ではなく、力が弱まっている状態として読む
逆位置は、正位置の意味が反対になると考えるより、そのカードの力が弱まっている、滞っている、または自分の内側に向かっている状態として読むと扱いやすくなります。
たとえば「太陽」は、正位置では明るさや素直な喜びを表します。逆位置で出たときに「不幸になる」と読む必要はありません。「喜びを感じにくくなっている」「楽しいことを人に見せずにいる」と読めば、いまの自分の状態として受け取れます。
反対に、正位置で重い意味を持つカードは、力が弱まると、かえって和らぐ方向に読めます。「悪魔」は正位置では執着や縛られている状態を表しますが、逆位置なら「縛られていたものから離れ始めている」と読めます。逆位置だから悪い、正位置だから良い、とは限りません。
タロットで逆位置ばかり出るのはなぜ?考えられる3つの理由
逆位置ばかり出るときは、カードの混ぜ方や確率の偏りが原因のことが多く、それでも気になるなら、その気持ち自体が自分を振り返る手がかりになります。理由として考えられるのは次の3つです。
- カードの向きが混ざっていない
- 枚数が少ないと、偏りは意外と起きやすい
- 逆位置が気になる気持ちが、自分の状態を映している
1. カードの向きが混ざっていない
逆位置ばかり出る原因として一番多いのは、カードの向きが十分に混ざっていないことです。
カードの混ぜ方に正解はありませんが、手札のように切る混ぜ方では、カードの順番は入れ替わっても、上下の向きはほとんど変わりません。前回逆位置で出たカードを、そのままの向きで束に戻していれば、次も逆位置で出やすくなります。テーブルに広げて両手で回すように混ぜる、束を3つに分けてそのうち1つだけ上下を回してから重ねる、といった方法を取ると、向きが偏りにくくなります。
2. 枚数が少ないと、偏りは意外と起きやすい
正位置と逆位置がよく混ざっていても、引く枚数が少なければ、逆位置ばかりになることは珍しくありません。
向きが半々で混ざっているとすると、3枚引いて2枚以上が逆位置になる確率は2分の1です。3枚とも逆位置になる確率も8分の1あり、平均すると8回に1回は起きる計算です。続けて出たからといって、特別な意味があるとは限りません。
3. 逆位置が気になる気持ちが、自分の状態を映している
混ぜ方や確率の話を知っても逆位置が続くのが気になるときは、そう感じている自分の状態に目を向けてみてください。
逆位置は、力が外に出ずに内側にとどまっている状態として読めます。逆位置が多いと不安になるときは、相手や状況を変えようとするより、自分がいま何を感じているか、何を我慢しているかを確かめるきっかけにできます。カードの向きより、それを見て不安になっている自分の気持ちのほうに、確かめる価値があることも多いはずです。
相手の気持ちを占って逆位置ばかり出るときは?
相手の気持ちを占って逆位置ばかり出ても、相手の心が冷めていると決めつける必要はありません。
相手の心の中は、カードが何を示しても確かめようがありません。逆位置が続いて不安になったら、質問を「この関係で、私は何を不安に感じているか」に変えて読み直してみてください。逆位置を、相手の気持ちではなく、関係について自分が抱えている不安を映すものとして読めば、次に自分ができることが見えてきます。占う質問そのものを見直したいときは、「タロットの質問の仕方と質問例40。読みやすくなる問いの立て方」も参考になります。
タロットの逆位置は、読まなくてもいい
逆位置を読むかどうかは、自分で決めてかまいません。逆位置を読まないと決めた場合は、上下どちらで出ても正位置の意味で読みます。
正位置だけで読めば、1枚ごとに覚える意味は一つで済みます。始めたばかりで、逆位置が出るたびに不安になるなら、まずは正位置だけで読むのも一つの方法です。慣れてきて、もう少し細かく読みたくなったら、逆位置を取り入れてください。
気をつけたいのは、出たカードを見てから「これは逆位置だから読まない」と決めることです。そうすると、都合のいい読み方に寄ってしまいます。読むか読まないかは、カードを混ぜる前に決めておきましょう。
大アルカナ22枚の逆位置の意味一覧
大アルカナ22枚について、正位置の意味と、逆位置を「力が弱まっている・内側に向かっている」状態として読んだ例を並べます。正位置で重い意味を持つカードは、逆位置だと和らぐ方向に読んでいます。カードの意味は解説書によって幅があるので、一つの目安として使ってください。
- 0 愚者:正位置は自由に踏み出すこと。逆位置は、踏み出したい気持ちはあるが、ためらっている
- 1 魔術師:正位置は物事を始める力。逆位置は、力はあるのに、まだ使い方が定まっていない
- 2 女教皇:正位置は直感と静かな知性。逆位置は、自分の直感を信じきれずにいる
- 3 女帝:正位置は豊かさと満たされること。逆位置は、自分を満たすことが後回しになっている
- 4 皇帝:正位置は責任と決断力。逆位置は、決める力や責任が、重荷に感じられている
- 5 法王:正位置は教えや信頼できる決まりごと。逆位置は、周りの決まりや意見に、違和感を覚えている
- 6 恋人たち:正位置は心のつながりと選択。逆位置は、選ぶことに迷い、気持ちが定まらない
- 7 戦車:正位置は意志の強さと前進。逆位置は、進みたい方向に、力をまとめきれていない
- 8 力:正位置は感情をしなやかに扱う強さ。逆位置は、自分の感情を、抑え込みすぎている
- 9 隠者:正位置は一人で考える内省の時間。逆位置は、一人で考える時間が、長くなりすぎている
- 10 運命の輪:正位置は流れの変化と転機。逆位置は、流れが変わるのを、待っている時期
- 11 正義:正位置は公平な判断。逆位置は、公平に判断できているか、迷っている
- 12 吊るされた男:正位置は立ち止まって視点を変えること。逆位置は、立ち止まっている意味が、まだ見えない
- 13 死神:正位置は物事の区切りと終わり。逆位置は、終わらせたいことを、まだ手放せずにいる
- 14 節制:正位置は調和とバランス。逆位置は、バランスが崩れ、無理が重なっている
- 15 悪魔:正位置は執着や縛られている状態。逆位置は、縛られていたものから、離れ始めている
- 16 塔:正位置は突然の大きな変化。逆位置は、大きな変化が、ゆっくり内側で進んでいる
- 17 星:正位置は希望。逆位置は、希望を持つことに、慎重になっている
- 18 月:正位置ははっきりしない不安。逆位置は、はっきりしない不安が、少しずつ晴れ始めている
- 19 太陽:正位置は喜びと明るさ。逆位置は、喜びを、素直に感じにくくなっている
- 20 審判:正位置は目覚めと再出発。逆位置は、変わりたい気持ちに、まだ答えを出せていない
- 21 世界:正位置は完成と達成。逆位置は、区切りまで、あと少し残っている
小アルカナ56枚も、同じ「力が弱まる・内側に向かう」という考え方で読めます。まずは意味がつかみやすい大アルカナで、逆位置の読み方に慣れるのがおすすめです。
逆位置が出たら、自分への問いに置き換える
逆位置が出て不安になったときは、そのカードを「いまの自分に何を問いかけているか」に置き換えてみてください。
たとえば「力」の逆位置なら「私はいま、どんな気持ちを抑え込んでいるか」、「隠者」の逆位置なら「一人で抱え込んでいることはないか」と問いにします。意味一覧の読み方を問いの形にするだけで、カードが自分を振り返る手がかりになります。
ひそひそタロットの無料の鑑定は、この記事の一覧と同じ大アルカナ22枚から3枚を引き、正位置と逆位置はどちらも同じ確率で出ます。悩みを書くとAIが向きも含めてカードを読み解き、結果の最後に、次に考えるといい問いも添えます。
よくある質問
- タロットの逆位置は悪い意味ですか?
- 悪い意味とは限りません。逆位置は、カードの力が弱まっている、または自分の内側に向かっている状態として読むと扱いやすくなります。「塔」や「死神」のように正位置で怖く見えるカードは、逆位置だと変化がゆっくり進んでいる、と読むこともできます。
- 逆位置ばかり出るのは、悪いことが起きる前ぶれですか?
- 前ぶれと考える必要はありません。カードの向きが十分に混ざっていないことが原因のこともありますし、向きが半々でも3枚中2枚以上が逆位置になる確率は2分の1あります。続くのが気になるときは、自分がいま何に不安を感じているかを確かめるきっかけにしてみてください。
- 相手の気持ちを占うと逆位置ばかり出ます。脈なしということですか?
- 脈なしと決めつける必要はありません。相手の心の中は、カードが何を示しても確かめようがないからです。「この関係で、私は何を不安に感じているか」と質問を変えて読むと、逆位置を自分の不安を映すものとして受け取れます。
- 逆位置を読まないのはだめですか?
- だめではありません。正位置だけで読む人も多くいます。始めたばかりなら、正位置だけのほうが読みが迷いません。読むか読まないかは、カードを混ぜる前に決めておきましょう。
- 正位置と逆位置が偏らないようにするには、どう混ぜればいいですか?
- テーブルに広げて両手で回すように混ぜると、向きが自然に混ざります。手札のように切る場合は、束を3つに分けて、そのうち1つだけ上下を回してから重ねると、正位置と逆位置が偏りにくくなります。