タロットの質問の仕方と質問例40。読みやすくなる問いの立て方
タロットで読みやすい答えを得るには、質問を「自分が主語で、答えに幅があり、一度に一つだけ聞く」形にすることが大切です。同じカードでも、質問の形によって読める内容が変わります。この記事では、質問を立てる3つの基本と、避けたい質問の言い換え方、恋愛・仕事・人間関係・自分のことの質問例40を紹介します。
タロットは、質問の立て方で読みやすさが変わる
タロットの答えが読みにくいと感じるとき、原因はカードの意味を知らないことより、質問の形にあることがよくあります。
たとえば「彼とうまくいきますか」と聞いて「節制」のカードが出たとします。節制には、バランス・調整・時間をかけるといった意味があります。「うまくいくか」には、はいともいいえとも読めて、答えに困ります。同じ悩みを「彼との関係で、私がいま大切にしたほうがいいことは何か」と聞いていれば、「急がずに距離を調整すること」と、そのまま受け取れます。
カードは同じでも、質問が変わると読める内容が変わります。質問は、カードを読むための最初の手順です。
タロットではどんな質問をすればいい?3つの基本
タロットの質問は、次の3つを守ると読みやすくなります。
- 自分を主語にする
- 答えに幅がある聞き方にする
- 一度に一つのことだけ聞く
1. 自分を主語にする
質問は、他人や状況ではなく、自分を主語にして立てます。
「あの人は私をどう思っているか」は、相手の頭の中についての質問です。カードが何を示しても、本当にそうなのかは確かめようがありません。「あの人との関係で、私が気づいていないことは何か」と自分を主語にすると、出たカードを自分の行動や気持ちに結びつけて読めます。自分が動かせることについての答えなので、読んだあとに何をするかも決めやすくなります。
2. 答えに幅がある聞き方にする
「イエス・ノー」で終わる質問より、「何を」「どうすれば」で始まる質問のほうが、カードから受け取れることが多くなります。
78枚のカードには、それぞれ複数の意味があります。イエス・ノーの二択に押し込めると、その幅のほとんどを捨てることになります。「転職したほうがいいか」は「転職を考えるうえで、いま確かめておくべきことは何か」に変えると、カードの意味をそのまま使えます。
イエス・ノーで答えを出したい場合のやり方は、「ワンオラクル(タロット一枚引き)とは。やり方と読み方」で書いています。
3. 一度に一つのことだけ聞く
一つの質問には、一つのことだけを入れます。
「転職すべきか、それともいまの部署で異動を願い出るべきか」のように二つを並べると、出たカードがどちらへの答えなのかわからなくなります。聞きたいことが二つあるなら、二回に分けて引くか、「いまの仕事について、私が一番変えたいことは何か」のように、二つの手前にある問いを一つ立ててください。
あわせて、「この先の仕事」より「この3か月の仕事で」のように範囲を区切ると、カードを当てはめる場面がはっきりします。
タロットでしないほうがいい質問は?言い換え方の例
他人の気持ちを当てる質問、時期を当てる質問、結果だけを知りたい質問は、カードを引いても読んだあとに困りやすい形です。次のように言い換えると、同じ悩みのまま読みやすくなります。
- 「あの人は私のことが好きか」→「あの人との関係で、私が気づいていないことは何か」
- 「いつ結婚できるか」→「結婚について、いまの私が向き合うべきことは何か」
- 「試験に受かるか」→「試験までに、私が力を入れるべきことは何か」
- 「この選択は正しいか」→「この選択をしたら、私は何を得て、何を手放すか」
- 「なぜ私はいつもうまくいかないのか」→「うまくいくために、次に何を変えればいいか」
他人の気持ちは、カードが何を示しても確かめようがありません。時期や結果は、答えがわかるまで自分にできることが何も残りません。どちらも、引いたあとに不安だけが残りやすい形です。「なぜ私はいつも」と自分を責める形で原因を探す質問も、答えより落ち込みのほうが残りがちです。言い換えた質問はどれも、自分がこれから何をするかに向いています。
テーマ別のタロットの質問例40
テーマ別の質問例は、どれも「私が」「何を」を含む形にしてあるので、自分の状況に合わせて言葉を少し変えれば、そのまま使えます。
恋愛の質問例(片思い・交際中・パートナー・復縁)
相手の気持ちがどうしても気になるときは、「あの人は私をどう思っているか」ではなく、「いまの私から、あの人との関係はどう見えているか」と聞いてみてください。相手の頭の中ではなく、自分の受け取り方としてカードを読めます。
片思いのとき
- あの人との関係で、私がいま見落としていることは何か
- あの人に近づくために、私ができることは何か
- この気持ちを伝えるか迷う私が、確かめておきたいことは何か
交際中のとき
- この関係で、私が本当に求めているものは何か
- 関係を深めるために、私が大切にしたほうがいいことは何か
- この人とのことで、私が不安になるのは何がきっかけか
- いまの関係で、私が無理をしているところはどこか
パートナー・夫婦のとき
- パートナーとの関係で、私がいま伝えたいことは何か
- 二人の時間を取り戻すために、私にできることは何か
- すれ違いが続く中で、私が見直したいことは何か
復縁を考えるとき
- 別れた理由について、私がいま気づけることは何か
- 復縁を望む気持ちの奥で、私が本当に求めているものは何か
- この関係から、私が次に生かせることは何か
仕事の質問例(転職・職場の人間関係・これから)
転職を考えるとき
- 転職を考えるうえで、私が大切にしたい条件は何か
- いまの職場を離れたい気持ちの中心にあるものは何か
- 転職するなら、いまのうちに準備しておくことは何か
- いまの仕事を続けるなら、何を変えればいいか
職場の人間関係
- 職場で、私がもっと頼っていいことは何か
- 苦手な人と働くうえで、私が気をつけたほうがいいことは何か
- チームの中で、私が果たせる役割は何か
これからの働き方
- いまの仕事で、何が私の力を発揮しにくくしているか
- この3か月の仕事で、私が力を入れるべきことは何か
- 私が働くうえで、本当に大事にしたいことは何か
- いまの働き方で、私が手放してもいいことは何か
人間関係の質問例
- あの人と話すとき、私が気をつけたほうがいいことは何か
- この関係で、私が無理をしているところはどこか
- 距離を置くべきか迷っている人について、私が確かめたいことは何か
- 家族との関係で、私がいま大切にしたいことは何か
- 友人との関係で、私が言えずにいることは何か
- 新しい環境で人と打ち解けるために、私ができることは何か
- 人と会ったあとに疲れてしまうのは、何が負担になっているからか
自分のことの質問例
- いまの私に必要なことは何か
- 最近の疲れは、何から来ているか
- 私が本当はやりたいと思っていることは何か
- 今日一日、何を意識して過ごすといいか
- いまの私が、自分に許していないことは何か
- 迷っていることについて、私の気持ちはどちらに傾いているか
- この1か月で、私が大切にしたいことは何か
- いまの私が、もう少し休ませたほうがいいところはどこか
- 私が最近、我慢していることは何か
「今日一日」の質問は、毎日1枚引くときにも使えます。続け方は「タロットは毎日引いていい?毎日の一枚引きのやり方と続け方」にまとめています。
質問が決まらないときは、気になっていることを書き出す
何を聞けばいいかわからないときは、質問を考える前に、いま気になっていることを紙に書き出してみてください。
「仕事がしんどい」「あの人の返事が遅い」のように、思いつくまま書けば十分です。書いたものを眺めて、一番気持ちが動くものを一つ選び、「〜について、私がいま知りたいことは何か」と付け足すと、質問の形になります。悩みがまだ言葉になっていないときは、無理に質問を立てなくてもかまいません。書き出すこと自体が、自分の気持ちを確かめる手順になります。
質問が決まったら、引く前に一行で紙に書いておくと、カードを見たあとで質問の意味が変わるのを防げます。一人で引くときに読みを安定させる手順は、「タロットを自分で占うと当たらない理由と、読みを安定させる手順」で書いています。
自分で質問を立てるのが難しいとき
自分で質問を一つにまとめられないときは、悩みを文章のまま書いて、問いの形に整えるところを人やツールに任せる方法があります。
自分のことになると、聞きたいことが多すぎたり、答えを先に決めてしまったりして、質問を絞りにくくなります。ひそひそタロットでは、悩みをそのまま文章で書けば、この記事で書いた問いの整理をAIが代わりに行い、カードを読み解きます。結果では、カードの読み解きに加えて「次に考えるといい問い」も返すので、自分で問いを立てるときの手がかりにもなります。
よくある質問
- タロットでイエス・ノーを聞いてはいけないのですか?
- 聞いてはいけないという決まりはありません。ただ、カードの意味の幅を二択に押し込めることになるので、読みにくくなりがちです。どうしても二択で知りたいときは、カードの正位置・逆位置で決めるなど、引く前に判定のルールを決めておいてください。
- 相手の気持ちをタロットで聞くのはだめですか?
- だめではありませんが、カードが何を示しても相手に確かめようがないので、不安が残りやすくなります。「あの人のことで、私がいちばん気にしているのは何か」のように、自分を主語にした質問に変えると、読んだあとに自分ができることがわかります。
- 同じ質問を何度も引いてもいいですか?
- 同じ質問を続けて引き直すと、違うカードが出ることが多く、どれを信じればいいかわからなくなりがちです。同じ質問は、状況が実際に変わってから引き直してください。
- 質問は声に出したほうがいいですか?
- 声に出す必要はありません。それより、質問を一行で紙に書いておくほうが役に立ちます。書いておくと、カードを見たあとで質問の意味が変わってしまうのを防げます。