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人と比べてしまうとき、自分の望みを整理する方法
人と比べてしまってつらいときは、まず比べるきっかけから少し離れ、落ち着いてから「何がうらやましかったのか」を一つだけ書いてみてください。自分が望んでいることを確かめるための方法です。同世代の結婚や昇進の知らせに、「取り残された気がする」「祝いたいのに、素直に喜べない」と感じることもあるでしょう。そんな気持ちを、誰にも見せないメモで整理する手順を紹介します。
人と比べてしまうとき、何を比べているのでしょうか
人と比べて落ち込んだときは、相手のどの部分を見て、自分の何と比べたのかを確かめてみます。
たとえば、同級生が家を買ったと知って、「自分は何をしているんだろう」と思ったとします。でも、気になったのは家そのものでしょうか。「暮らしが安定していそう」「家族と先の予定を話せそう」と感じたのかもしれません。相手の実情まではわからなくても、自分がどこをうらやましく思ったかは振り返れます。
「あの人は順調、自分は遅れている」とまとめてしまうと、収入も仕事も人間関係も、全部足りないように感じることがあります。そこで、比較を一つの場面まで小さくしてみます。「あの人の人生」では広すぎますが、「安心して住める場所があること」なら、自分が何に反応したのかを考えられます。
相手と同じ年齢でも、働ける時間や家族の事情、使えるお金は違います。介護を担いながら働いている人と、仕事に時間を使える人の昇進時期を、そのまま比べるのは難しいはずです。差があることと、自分の努力が足りないことを、すぐに結びつける必要はありません。
比べてつらい日は、SNSや会話から少し離れる
比較するたびにつらくなるときは、気持ちを整理する前に、その情報に触れる時間を減らしてもかまいません。
SNSを閉じる、特定のアカウントを一時的にミュートする、同窓会のグループ通知を切る。アカウントを消したり、友人との関係を終わらせたりするところまで決めなくても、今日見る量は調整できます。
職場のように離れにくい場所なら、比較する話題に長く付き合わない方法もあります。「そうなんですね」と返して仕事に戻る、昼休みは一人で過ごすなど、できる範囲で区切ってみてください。
友人を大事に思う気持ちと、その人の近況を見る余裕がないことは、両方あってかまいません。無理に明るい返事をする前に、少し時間を置いてもよいのです。
「うらやましい」を自分の望みに分ける3つの手順
気持ちに少し余裕ができたら、次の3つを紙やスマホのメモに書いてみてください。以下の記入例は、説明のために作った架空の例です。
1. 比べた場面を一つだけ書く
最初に書くのは、最近、人と比べて気持ちが沈んだ場面です。
「友人の結婚報告を見た」「同期が昇進したと聞いた」のように、きっかけだけを一行にします。「自分はいつも負けている」といった評価は、いったん横に置いておきます。
いくつも浮かぶ場合も、今日は一つで十分です。誰にも見せないメモなので、友人の名前を伏せても、短い言葉だけでもかまいません。
2. うらやましかった部分を、具体的に書く
相手の状況のうち、どの部分がうらやましかったのかを具体的に書きます。
結婚報告を見て落ち込んだとしても、「結婚したい」とすぐに結論を出さず、少し具体的にしてみます。「日常の話を聞いてくれる人がいること」「親から結婚について聞かれなくなること」では、欲しいものが違います。
同期の昇進なら、「収入が増えること」「仕事を認めてもらえること」「自分で判断できる仕事が増えること」のうち、どれが近いでしょうか。複数でも、どれも違っていても大丈夫です。
うらやましさを認めたからといって、相手の不幸を望んだことにはなりません。「私も認めてほしかった」と書くだけの日があってもよいのです。
3. 自分も欲しいのか、周りに合わせたいのかを確かめる
うらやましく感じたものを自分も望んでいるのか、周囲の目が気になっているのかを考えます。
「誰にも報告しなくてよいとしても、私はこれを望むだろうか」と問いかけてみてください。
たとえば「昇進したい」の中に、「自分の仕事を認めてほしい」と「これ以上、責任を増やしたくない」が一緒にあるかもしれません。両方書いておけば、昇進だけを答えにせず、今の仕事への評価を上司に聞くなど、別の行動も考えられます。
自分の希望と周囲の期待は、きれいに分かれないこともあります。「まだわからない」と残しておいてもかまいません。
整理したあと、何をするのがよいのか?
書いた望みに合わせて、今できる小さな行動を一つ選びます。今日すぐに行動へ移さず、メモを閉じて終えても大丈夫です。
「日常の話をできる相手がほしい」なら、話しやすい友人に短い連絡をする。「仕事を認めてほしい」なら、次の面談で聞きたいことを一行残す。相手と同じ結果を急いで手に入れる以外にも、できることはあります。
もちろん、望みに名前をつけただけで、収入や働く環境、家族の事情が変わるわけではありません。今は動かせないことが残っても、整理の仕方が間違っているわけではないのです。
比べたあとに「自分はだめだ」と責め続けてしまう場合は、自分を責めてしまうときの対処法も参考にしてください。
誰にも言えない気持ちを、言葉にするきっかけに
自分だけでは言葉が浮かばないときは、タロットカードの絵や読み解きを、考えるきっかけにする方法もあります。
たとえば、読み解きの言葉に「それは違う」と感じたら、「私は何が違うと思ったのだろう」と考えてみます。書かれた内容に合わせて気持ちを決める必要はありません。
ひそひそタロットは、AIとタロットを使って、誰にも言えない悩みを言葉にし、自分の気持ちを見つめるためのサービスです。「友人の幸せを喜べなくて、そんな自分も嫌になる」。うまく整理できていない言葉からでも、始められます。
よくある質問
- 人と比べてしまうのは、性格が悪いからですか?
- 人と比べたり、うらやましく感じたりすることだけで、性格が悪いとは決まりません。友人を祝いたい気持ちと、自分の状況への焦りが同時にあっても不思議ではありません。誰かに打ち明けにくければ、自分だけのメモに残す方法もあります。
- SNSを見ていなくても、人と比べてしまいます。
- 比較のきっかけは、職場の評価や友人との会話などにもあります。SNSをやめることにこだわらず、どんな場面で何を比べているのかを一つずつ確かめてみてください。避けられない場面では、その話題から離れる時間を作る方法もあります。
- 書き出しても、何が欲しいのかわからない場合は?
- 「欲しいもの」の代わりに、「今、つらいこと」「これ以上、増やしたくないこと」を書いてもかまいません。それも難しければ、今日は整理をやめておいて大丈夫です。つらさで眠れないなど生活に支障がある場合は、医療機関や公的な相談窓口に相談してください。